-2013

みる みえる 

みえなくなってまたみえる

 

悠然としたもの 

根源的なもの 

遥かなもの

核心そのもの

 

そこに鏡の役割をみる


私は自然を経験し、線と色彩で表現します。

 

出かけて、立ち止まり、自然を描く。風や湿度を感じながら動く。

自然によって孤独になり、私が私であることを認める。

壮大なものと自分の内側が結びつくとき、絵が生まれます。

 

私にとって、存在する形態や色彩を超えて表現することは、真実を追求する方法です。

どこまでも、果てしなく続く、描き切ることができない世界。やさしく包み込む世界。

 

これからも私の風景というものを、もっと繊細に紡ぎ出して、追求していきたいです。

(修了時のポートフォリオから)


驟雨静寂      1870 × 3000mm 2012−2013     パネル 画布 μグランド テンペラ 油彩 オイルクレヨン

 

 

大きな葦の群がりが雨に濡れ艶めく様子を描いた修了作品です。

幸せの家々     1120 × 1620mm 2010-2011     パネル 白亜地 油彩

 

高台から見える色とりどりの屋根を選んで描いた卒業作品です。